アップル〈上〉〈下〉―世界を変えた天才たちの20年

著者;ジム・カールトン (著);山崎 理仁 (訳)

 以前に偶然に古本屋さんで見つけた1998年9月1日に発売されただろう本を通勤途中の電車の中で読んでいたのですが、やっと読み終ました。

アップル〈上〉―世界を変えた天才たちの20年

今でこそすっかりスマートフォンメーカーとして泣く子も黙るAppleですが、25年前は潰れそうでどこに買収されるんだろー????とMac(Apple)信者達の気をもませていたことはもうすっかり忘れ去られている????いや!今のiPhoneを愛して止まないiPhoe(Apple)信者には想像もつかない昔の話でしょう。

公私ともにパソコンが趣味な私はまさしく当時のMac信者でした。初めて買ったパソコンはMacintosh PlusでそれまでPCの基礎知識がまったくない私にも使えた画期的な宝物でした。当時の日本は真っ黒い画面になにやら意味不明の呪文のようなコマンドを入力して操作するマイクロソフトのMS-DOSで動NECの98シリーズがはばをきかせていてました。私から見ると根っからの理工系の人たちが起用にそんなマシンを操るのを横目にGUIで動く我がMacを密かに自慢したました。

しかし、時代はこの本に書かれているようにMS-DOSからWindowsへと総GUI時代になりMacのアドバンテージが一挙になくなっていった時代です。その模様が詳しくこの本に書かれています。この本は古本で見つけただけあって1998年頃に出版された本です。作者は出版後に間違いなく少なくともAppleの単独の継続は無いものと判断して執筆したようです。でも結果は誰もがわかる今日のiPhoneによるAppleの繁栄です。

この本をよんでつくづく未来特に技術分野での予測とは難しいもので、どんな偉い人がもっともらしいことを本に書いても過去の分析ならまだしもたかが5年10年の将来ですら予想がつかない、技術の進歩はそれを上回るということを改めて感じました。未来を作っていくのはかた苦しい役人はもとより利益最優先の経営者でもましてや学者でもなく、夢を追いかけづづける若者(若者の心を持ち続ける人)だと思いました。

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